【子供の発達障害】育て方が原因ではない?陥りやすい問題と接し方のポイント7つ紹介!
「発達障害と診断され毎日が辛い」
「発達障害と診断されたがどう接していったらいい?」
誰にも相談できず悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
可愛いはずのわが子なのに「なんで伝わらない?」「親が悪い?」と不安と焦りでいっぱいですよね。
本記事では
●発達障害とは何か?
●発達障害と診断されてからの接し方
●家族が陥りやすい問題
について解説していきます。
発達障害と診断され、これからの接し方に悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

発達障害とは?
脳の働き方に違いがある生まれつきの障害です。同じ障害でも特性の現れ方が違い、得意、不得意の差が大きく環境や周囲との関わり方によって、社会生活に困難が発生します。
外見からはわかりにくく、周囲からは「わがまま」「乱暴」「親の育て方が悪い」と批判され、親子共々肩身の狭い思いをすることも少なくありません。
特性ゆえの困難さは「家族の理解」「環境の調整」「特性にあった学び」を用意することで軽減されます。
症状は十人十色なのでお子さんの特性を知り、サポートしていくことが必要です。
また、発達障害の特性はあるが診断基準を満たさなく、はっきりと見極にくいグレーゾーンと判断されるお子さんもいます。
診断を受けてない分、理解や支援が受けられにくくグレーゾーンならではの悩みを抱える人もいますが、診断がなくても受けられる支援もあるので各自治体に問い合わせてみると良いでしょう。
参照:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/seisaku/17.html
発達障害の種類と特徴
発達障害は大きくわけて4つあります。種類によって特徴が変わり接し方も違います。
ここでは、発達障害の種類と特徴を紹介します。
1. 自閉症
2. アスペルガー症候群
3. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
4. 学習障害(LD)
順番に紹介していきますね。
自閉症
自閉症は「言葉の遅れ」「言葉の指示が理解できない」「特定のことに強い関心がある」「自分の考えを伝えるのが不得意」という特徴が目立ちます。
初めての場所に行くことで不安感が強くなり、パニックをおこし突然大声を出してしまうことも…。
行く場所、不安感に対しての配慮が大切です。
アスペルガー症候群
アスペルガー症候群は、自閉症に含まれる一つのタイプで似ていますが、幼児期に言葉の発達の遅れがないため、わかりにくく成長してから気づくことが多いのが特徴です。
成長とともに不器用さがはっきりし、興味のないことにはほとんど目を向けず、興味のあることにはずば抜けた才能を発揮することもあります。
幼児期からの変化にはできるだけ早期に気付いてあげることが大切ですね。
注意欠陥・多動性障害(ADHD)
名前の通り「落ち着きがない」「集中できない」「考えるよりも先に動く」という3つの中心的な症状が特徴です。幼少期に気づき診断されることが多いですが、最近では大人になってから診断を受けたという人も少なくありません。
落ち着きがないため順番待ちができなかったり、気になった物を目掛けてとっさに飛び出してしまったりと目が離せなく、危ない行動が目立ちます。
危ない行動には目を向け、配慮することが大切です。
学習障害
学習障害とは、発達に遅れはないが「読むのが遅い」「読んでも内容が理解できていない」「計算が理解できない」などの学習上様々な困難に直面しているのが特徴です。
本格的な学習に入る小学生頃まで判断が難しく、発達の遅れは見られないため「努力が足りない」「勉強不足」と見過ごされることが多く、結果的に自信の低下に繋がってしまいます。
近頃では学習障害の児童向けに、個別で授業を受けられる制度を取り入れている学校もあるので利用してみるのも良いでしょう。
発達障害との接し方ポイント7つ
発達障害の子供は特徴、症状によりコミュニケーションが苦手なため理解できるように、周りや家族が伝え方に気をつけることが大切です。
具体的にどんな接し方をしたら良いかポイント7つを解説します。
1. 直接的に伝える
2. 簡潔に伝える
3. 具体的に伝える
4. 否定しない
5. 変更は事前に伝える
6. 注意を引きつける
7. 行動の直後に伝える
順番に解説していきますので参考にしてみてくださいね。
直接的に伝える
簡潔に何をしてほしいかはっきり伝えることが大切です。察してもらおうと曖昧な言い方ではなく、やってほしいことを直接的に伝えましょう。
少し言葉を変えるだけで、伝わりやすく理解しやすくなります。

簡潔に伝える
1度に複数の指示をせず、簡潔に伝えるようにします。混乱が生じわからなくなってしまうので1度に1つの指示や内容にし、終わったら次の指示を出しましょう。
チェックリストを作り、1つずつクリアしていくのも良いのではないでしょうか。

具体的に伝える
「しっかり」「ちゃんと」はつい使ってしまいがちですが、曖昧な表現となり伝わりません。どんな状態で、そのためには何をすべきかを具体的に伝えましょう。

否定しない
どんな場面でもしてほしいことに対して拒否する場合があります。時間に追われている中つい否定した言葉を発してしまうこともあるでしょう。
お子さんの気持ちに寄り添い、自分も同じ気持ちだとあえて共感し、その後に具体的に「何を」「なぜやらなければいけないのか」を伝えてあげましょう。
変更は事前に伝える
発達障害のお子さんは、特性により急な変更ごとがあると心と体がついていかずパニック状態になり、落ち着いた行動ができなくなります。
やむを得ない状況を除き、変更ごとは事前に伝え1日の流れを崩さないことに心がけてみてくださいね。
注意を引きつける
何かをしてほしい時に声かけしても、反応が薄くつい名前を連呼してしまうことがあると思います。
何度声かけをしてもお子さんの興味が他に行ってしまっていたり、何かに夢中になっていたりする時は、少し工夫が必要です。
視界の中に入って名前を呼び、具体的に何をしてほしいか伝えましょう。
行動の直後に伝える
指摘や褒める時は、行動が起こってから時間を置かずに伝えることが大切です。
時間が経ってから伝えても、行動の記憶が薄れ何のことを言われているのかわからなくなり「ただ怒られた」と勘違いしてしまいます。
間違った行動をした時には「行動の直後に具体的に伝える」良い行動をした時には「行動の直後に具体的に褒める」を繰り返すことで、行動の定着がしやすくなりますよ。
参照:楽々かあさん https://www.rakurakumom.com/single-post/parenting
親子が陥りやすい問題
生活する中で、気がつかないうちに陥るかもしれない問題について知っておきましょう。
気をつけて生活していても、お子さんも親も人間なので全てわかり合って生活することは難しいものです。
ご自分の生活と比較しながら読み進めていってください。
以下、順番にお伝えしますね。
2次障害を招いてしまう
発達障害のあるお子さんは、自分に合わない環境に居続けることが困難です。
特性によりますが「集団行動」「音が大きい場所」など、環境により大きく左右されます。
苦手な場所に居続けることで、しだいに登園や登校を拒否するようになり、不登校や精神的不調を招き2次障害に発展してしまうことも少なくありません。
お子さんの特性をよく知り、支援を必要とするお子さんが通える場所を探すことも大切ですね。
家族の理解がなく不仲になる
家族の理解が足りず、今まで通りの接し方をして子供の行動が改善されず夫婦喧嘩に発展してしまうことも…。
突然接し方に変えてと言われても、具体的にどうしたら良いかわからないものです。お子さんのことで夫婦喧嘩していては何も変わりません。
夫婦どちらかだけが頑張るのではなく、お子さんの特性をよく知り協力していくことが大切です。
子供を叱ってしまい悪循環してしまう
伝えたことに対して理解をしてもらえず、つい強く叱ってしまうこともあるでしょう。
強く叱ってもなぜ叱られているのかわからず、ただ嫌な思いをしたと誤解し、エスカレートします。
直接的に、具体的に、簡潔的に伝えることを心がけましょうね。
外出を控えてしまう
行動が危なかったり、行った先でパニックを起こしたりすると、お子さんを連れて外出するのが億劫になることも…。
親も辛いですが、お子さんも恐怖と不安と闘っているのは同じです。
「行き慣れた場所に行く」「車通りの少ない場所に行く」と少し工夫するだけで、お互いにストレスを軽減することができます。
外出することも親子のコミュニケーションの1つなのでぜひ、参考にしてみてくださいね。
周りとの交流を控えてしまう
ルールを守ることや、コミュニケーションを取ることが苦手なお子さんは、トラブルを起こす頻度が多いことも…。
トラブルのたびに頭を下げ、お子さんを叱ってしまう頻度が増えるため、周りとの交流が億劫になります。
そのため、学校や周りにお子さんの特徴を伝え理解してもらうことが大切です。
子供同士の交流も立派な学ぶ場となるので、事前にお子さんの特徴を知ってもらいましょう。
発達障害は親の育て方が原因ではない!
発達障害と診断され、辛く悩んだ日も多いでしょう。
見た目ではわからないがゆえに、親の育て方が原因だと心ないことを言ってくる人もいます。
好んで発達障害に育てる親なんていませんし、お子さんもなりたくてなった訳ではないですよね。
生まれつき脳の働き方に違いがあるのが原因であり、誰のせいでもないのです。
大変なこともありますが「良い個性」でもあります。お子さんを知ってもらい、胸を張って笑って過ごせる日をたくさん作りましょう!
