【看護師の病院以外での働き方7選】2つの注意点とともに解説!

病院で働いていると「夜勤が辛くなってきた」「病院以外の働き方も気になる」と思うことはありませんか?

 

看護師の働き方は多岐にわたるため、今後のキャリアに悩む方は多いと思います。

 

本記事は看護師歴9年の中で様々な働き方を経験した筆者が、看護師の病院以外での働き方7選と、病院以外で働く際の2つの注意点について解説します。

 

病院以外での働き方を検討している方は、ぜひ読んでみてくださいね。

 

病院以外の働き方7選

病院以外での人気の働き方として、以下の7つを紹介します。

 

・診療所(クリニック)

・健診センター

・訪問看護ステーション

・介護施設

・保育園

・美容クリニック

・治験コーディネーター(CRC)

・産業看護師

 

順番に紹介していきますね。

 

診療所(クリニック)

19床以下の医療機関を診療所といい、病院と比べると症状が安定した患者が対象です。

 

医師の診療の補助、採血や注射、医療器具の洗浄や消毒、清掃など医療行為から雑務まで幅広い業務を行います。

 

ほとんどの診療所で夜勤がないため給与は下がりますが、プライベートと両立させやすくなるでしょう。

 

即戦力になる方が求められるため、臨床経験と採血・注射の手技は必須条件です。

 

業務内容 医師の診療補助、採血、注射、医療器具の洗浄・消毒、清掃
必要なスキル 臨床経験が求められる、採血、注射
メリット 夜勤がない場合が多い、休日が固定のところが多い
デメリット 給与が下がる、教育体制が整っていないところが多い

 

仕事とプライベートを両立させたい方や、手技に自信のある方におすすめです。

 

健診センター

健診センターは、健康診断や健康管理に関する総合的なサービスを提供する場所です。

 

主に採血や血圧測定、身長・体重測定や各種検査を行います。

 

専門的なスキルを習得する機会は減りますが、医療行為に携わる機会が多いため、病院で習得したスキルを十分に活かせるでしょう。

 

特に採血は1日に何回も行うため、採血のスキルは重要視されます

 

業務内容 採血、身長・体重測定、視力検査、聴力検査、尿検査
必要なスキル 採血、臨床経験が求められる
メリット 夜勤がない、残業がない
デメリット 給与が下がる、専門的なスキルを習得する機会が減る

 

採血が得意な方や、同じ作業を黙々とこなすことが好きな方に向いている働き方です。

訪問看護ステーション

訪問看護ステーションは、利用者の自宅や施設を訪問し看護を提供するサービスです。

 

利用者のところへ行き、健康観察、医療処置や介護業務、服薬管理などを行います。

 

また、利用者・家族・医師の間をつなぎ、他の医療機関との連携も行うため、円滑にコミュニケーションを行えることが望ましいでしょう。

 

夜勤はありませんが、オンコールで夜に働く場合もあります。移動や荷物の持ち運びなどの身体的負担も大きいため、体力に自信がない方は注意が必要です。

 

業務内容 健康観察、医療処置(医療機器の管理、経管栄養、喀痰吸引、点滴など)、介護業務、服薬管理
必要なスキル 臨床経験が求められる場合がある
メリット 経験が浅くても勤務可能、働く時間の調整がしやすい、夜勤のない働き方の中では給与が高い
デメリット オンコールがある、身体的負担が大きい(移動、荷物の持ち運び)

 

一人ひとりと深く関わりたい方や、人と話すことが好きな方はやりがいを感じられるでしょう。

介護施設

介護施設は介護を要する高齢者へ介護サービスを提供する施設です。

 

施設の形態により業務内容は異なりますが、主に利用者の健康観察や服薬管理、日常生活のサポート、医療処置などを行います。

 

夜勤やオンコールがない施設では給与が低くなりますが、夜勤やオンコールがある施設では病院の給与よりも極端に低くはなりません。

 

また、介護度の低い施設や看護師と介護士の仕事が切り分けられている施設では、体力的な負担が少ないため、ブランクのある方でも働きやすいでしょう。

 

臨床経験を求められる場合もありますが、施設によっては経験が浅くても応募できる求人もあります

 

業務内容 健康観察、服薬管理、日常生活のサポート(食事介助、爪切りなど)、医療処置(インスリン注射、褥瘡ケア、経管栄養、喀痰吸引など)
必要なスキル 臨床経験が求められる場合がある
メリット 施設によっては夜勤がない、施設によっては体力的負担が少ない
デメリット 施設によっては給与が下がる

 

大手の法人が運営する施設は教育体制がしっかりしているため、ブランクが長く復帰が不安な方や経験が浅い方、初めて介護施設への転職を考えている方は大手の求人を探してみると良いでしょう。

 

保育園

保育園も看護師が活躍できる場のひとつです。

 

怪我や体調不良時の対応、保健指導、健診の補助などを行います。保育にも参加するため、子どもが好きな方には向いている働き方です。

 

また、小児科経験は必須ではありませんが、経験があれば有利に働きます

 

夜勤がないため給与は下がりますが、残業がなく土日祝日が休みなので、プライベートの予定が立てやすくなることも魅力のひとつです。

 

業務内容 怪我の処置、体調不良の園児の対応、保育の補助、園児や保護者への保健指導、健診の補助、保健だよりの作成
必要なスキル 小児科経験があると有利
メリット 夜勤がない、残業がない
デメリット 給与が下がる、医療行為のスキルが下がる

 

長期的に子どもの成長を見守れるため、子どもが好きな方はやりがいを感じながら楽しく働けるでしょう。

 

美容クリニック

美容クリニックは美容皮膚科と美容外科に分類され、美容皮膚科は主に脱毛やシミ取りなどの皮膚に関する施術を行い、美容外科は主に外科的手術を行います。

 

美容皮膚科では医療行為をほとんど行わないため、経験が浅い方でも働きやすい環境です。

 

病院と違って健康な方が美容目的で訪れるため、接客スキルや接遇が重視されます。コミュニケーションが得意な方や笑顔に自信の方は長所を存分に活かせるでしょう。

 

夜勤はありませんが、自由診療のため給与が高いというメリットがあります。

 

また、ほとんどの美容クリニックでは営業時間が10時〜19時のため、帰宅時間は遅くなりますが、朝の時間をゆっくりと過ごしたい方には嬉しいポイントですね。

 

業務内容 【美容皮膚科】レーザー治療(脱毛、シミ取りなど)

【美容外科】手術介助

必要なスキル 【美容外科】臨床経験が求められることがある
メリット 夜勤がない、給与が高い、美容の知識が増える
デメリット 専門性が高いため他の職種への転職が難しくなる

 

美容の知識が増えるため、美容が好きな方や美意識の高い方におすすめです。

 

治験コーディネーター(CRC)

治験とは、新薬の開発にあたって安全性や有効性を確認する臨床試験です。看護師の資格を活かし、治験支援機関に就業する働き方もあります。

 

看護師以外の医療職から治験コーディネーターへ転身する方も多いです。

 

主に病院と被験者のスケジュール調整や被験者への説明、医師の補助や治験中のモニタリング、結果報告や資料作成などを行います。

 

医療行為を行うことはありませんが、医薬品に携わる仕事のため、一般的な医療知識は必要です。そのため、臨床経験を求められるところや、経験者を募集しているところも少なくありません。

 

新薬の開発にあたって病院や被験者とやりとりをするため、円滑にコミュニケーションを図れる方や、被験者に対して倫理的配慮ができる方が求められます

 

基本的にデスクワークのため、身体的負担は少なくなるでしょう。

 

業務内容 病院と被験者のスケジュール調整、被験者への説明、医師の補助、治験中のモニタリング、結果結果報告、資料作成
必要なスキル 臨床経験を求められることがある
メリット 夜勤がない、身体的負担が少ない
デメリット 給与が下がる

 

日々進化する医療の知識を学ぶことが欠かせないため、知識欲旺盛な方におすすめです。

 

産業看護師

産業看護師は企業に勤務し、職員の健康管理やメンタルカウンセリング、怪我や病気の対応、感染症対策などを担います。

 

看護師免許があれば応募できる求人もありますが、保健師免許必須の求人もあるため、看護師免許のみ保有している方は応募の際に注意が必要です。

 

デスクワーク中心の規則的な勤務のため身体的負担は少ないですが、ルーティンワークが多いため、仕事に変化を求める方には物足りないと感じるかもしれません。

 

給与の幅が大きく、大手の上場企業であれば高い給与が期待できます。

 

企業を健康面で支えられることや、職場環境の改善に貢献ができるところにやりがいを感じられるでしょう。

 

業務内容 職員の健康管理、メンタルカウンセリング、怪我・病気の対応、感染症対策
必要なスキル 臨床経験が求められることがある、保健師資格が求められることがある、健診センターやクリニックでの経験が求められることがある
メリット 夜勤がない、身体的負担が少ない
デメリット 医療行為のスキルが下がる

 

予防医療に関心のある方や一般企業での就業をしたい方は、ぜひ視野に入れてみてくださいね。

 

看護師が病院で働くときの注意点2つ

看護師が活躍できる場は病院以外にも様々ありますが、病院以外に転職する際に注意するべき点が2つあります。

 

・臨床経験やスキルを求められることがある

・求人倍率が高い場合がある

 

順番に解説していきますね。

臨床経験やスキルを求められることがある

看護師が病院以外で働く際、即戦力として働けることを求められる場合が多いため、臨床経験が必要になることは少なくありません。

 

診療所や健診センターのように採血が問題なく行えることが必須条件となっている求人もあります。

 

病院以外での就業を検討されている方も、まずは病院で3年は臨床経験を積むことで働き方の幅を広げられるでしょう

求人倍率が高い場合がある

病院以外の働き方の中には求人倍率が高いものもあります。

 

人気の高い美容クリニックや、求人数の少ない保育園や産業看護師は倍率が高いため、特に綿密な対策が必要です

 

美容クリニックや企業の面接時には、言葉遣いや一般常識、身だしなみを見られる可能性があります。

 

志望する就業先の求人の傾向を把握し、適切な対策を行うことで倍率の高い求人でも採用を勝ち取れる可能性が高くなるでしょう。

 

まとめ

 

看護師の働き方は病院以外にもたくさんあります。

例えば、診療所、健診センター、訪問看護ステーションなどが挙げられます。他にも、美容クリニックや一般企業で働く産業など、働き方は多岐にわたります。

 

新卒や臨床経験が浅い方でも応募できる求人もありますが、臨床経験が求められるところも多いため、3年は臨床経験を積むことが望ましいです。

 

また、中には求人倍率が高い求人もあるため、志望する就業先の求人の傾向をよく把握し、対策をしっかり行いましょう。

 

病院以外でも看護師が活躍できる場はたくさんありますが、それぞれ特徴や傾向が異なるため、看護師の転職に特化した転職支援サービスを活用し、十分に対策して転職活動に臨むことをおすすめします